障害者控除

 

 障害者の生活安定等の配慮が必要なため、相続又は遺贈により財産を取得した者が障害者の場合は「障害者控除」により相続税の負担が軽減されます。

 

適用対象者

 

  次の全ての要件を満たす者に障害者控除の適用があります。

・相続又は遺贈により財産を取得した者
・居住無制限納税義務者又は国内に住所を有する特定税義務者に該当する者
・法定相続人に該当する者
・障害者である者

 

障害者控除額

 

 障害者控除額は障害者の区分に応じ次の算式により計算します

 

■ 一般障害者(障害者等級:3級~6級)

障害者控除額 = 10万円 × (85歳 - 相続開始時の年齢 1年未満切捨

■ 特別障害者(障害者等級:1級及び2級)

障害者控除額 = 20万円 × (85歳 - 相続開始時の年齢 1年未満切捨

 

扶養義務者からの控除

 

 障害者控除額がその障害者本人の相続税額より多いため控除額の全額を控除できない場合は、 その控除できない部分の金額をその障害者の扶養義務者の相続税額から控除します。

 

 扶養義務者は「配偶者」「直系血族」「兄弟姉妹」「3親等内の親族で家庭裁判所が扶養義務を負わせた者」が該当します。

 

既に控除を受けている場合

 

  その障害者が今回の相続以前に障害者控除の適用を受けている場合で障害の程度に変更がないときは、次の算式により障害者控除額を計算します。

A及びBの計算式で計算し、いずれか少ない金額が障害者控除額となります

A : 10万円※1 ×(85歳 - 今回の相続開始時の年齢※2) 
B : 10万円※1 ×(85歳 - 最初に障害者控除を受けた年齢※2)-既控除額の合計額※3

※1 特別障害者は20万円
※2 1年未満切捨
※2 扶養義務者から控除した控除額を含みます

 

 

 その障害者が今回の相続以前に障害者控除の適用を受けている場合で障害の程度に変更があるときは、次の算式により障害者控除額を計算します。

 

■ 一般障害者 → 特別障害者の場合

A及びBの計算式で計算し、いずれか少ない金額が障害者控除額となります

A : 20万円 ×(85歳 - 今回の相続開始時の年齢※1)
B : A+10万円 × 年数※2 -既控除額の合計額※3

※1 1年未満切捨
※2 最初に障害者控除を受けた時から相続開始時までの年数(1年未満切上)
※3 扶養義務者から控除した控除額を含みます

 

■ 特別障害者 → 一般障害者の場合

A及びBの計算式で計算し、いずれか少ない金額が障害者控除額となります

A : 10万円 ×(85歳 - 今回の相続開始時の年齢※1)
B : A+20万円 × 年数※2 -既控除額の合計額※3

※1 1年未満切捨
※2 最初に障害者控除を受けた時から相続開始時までの年数(1年未満切上)
※3 扶養義務者から控除した控除額を含みます